2018/09/18 18:35

Cloche 英仏 、クローシュ・クロッシュ

フランス語で『釣鐘・ベル』という意味のクローシュ。

クラウンが丸く、ブリムが比較的狭く、下向き加減な婦人帽のことを指します。



クラウンの高さ、ブリムの幅を変えることによって、年齢、性別を問わず四季を通して被られ、スポーティにもドレッシーにも使ってもらえる帽子。チューリップハットやトップクラウンが平らで、浅めなバケットハットも『クローシュ 』の仲間だと思います。


1920年代にパリのMaison Reboux メゾンルブーのアトリエで生まれた帽子

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https://fr.wikipedia.org/wiki/Caroline_Reboux

https://en.wikipedia.org/wiki/Caroline_Reboux

https://www.fashionmodeldirectory.com/designers/caroline-reboux/


小さな飾りのない、マッシュルーム型のフェルト帽、婦人帽子の世界に革命を起こしたそうです。

1923年ごろから大流行。

作り方は、黒、こげ茶、ベージュの『シフォンフェルト、ハンカチフェルト』と呼ばれていた、軽いフェルトを用い、頭巾のように女性の頭にかぶせ、それに巧みな技でカッティングを施し、グログランリボンか美しい宝石のついたブローチをつけ完成。

この帽子の誕生とともに、絹の裏地は不要となり、グログランリボンの飾りバンドが主流となった。


この小さな帽子は、冬も夏も被られ、ドレスでもスポーツでも、さらに夜会服でも、どんな衣装にもかかわりなく使われた。

短い髪と頭に密着する帽子の流行によって、ベールは姿を消した。




エメラの帽子教室ではフェルト・ストロー製の クローシュ 』、木型を用いいて製作していただけます。





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https://www.manabook.me/lesson/717